江戸幕府の統治

「今さら!?」とか思うけど、、、
日本の学校における学習じゃ、
さっぱり頭に残りもしないで、大河ドラマの台本で脚色された歴史観が頭を駆け巡る、、、
より本当の事に近い史実を知りたくて久しぶりに本を読みましたよ。
何て言ったって将軍が15代、江戸幕府は250年以上も続いた統治システムが凄い。
江戸城に勤務する役職が政府なら、
今の知事に当たる地域の長が大名だ。
その大名を3種類に分けて政治に参加させていた。
関が原の合戦で味方に付き命を懸けた大名だけ参加が許され、
血族は除外され、、
その両方にも属さない「外様大名」なんて言うのも除外。
地方の大名が裕福に満足してもらう一方で、
力を付け過ぎて政権転覆を狙わぬよう、緻密な法律も機能していたと言える。
(勝手に城を建てたり、大型船舶を買うのを禁止したり、、、)
参勤交代もお金が溜まり過ぎないようなシステムだ。

柱は将軍の一党独裁だが、
現在にも活かせそうなシステムでもあるよね。
危うくなっていくのが「黒船の襲来」以降で、
開国を迫られ、お家の一大事を感じ(今のコロナと同じ)
それまでは象徴でもあり「お飾りの公家」さんや、
政治に参加していなかった大名に意見を募った事で足元をすくわれる形になっていったのだ。
徳川家康が田中角栄さんなら、
12代から13代将軍時代の老中首座、阿部正弘さんが菅総理ってトコだな(笑)
民主主義の窓口を広げすぎるとまとまる事もまとまらず、、、
一見横暴なリーダーであっても、
国民が楽しく裕福に暮らせれば文句は出ないのよ。


現代に当てはめりゃぁ国会議員の数を50人位にして、
(高校野球の代表校の数と同じイメージ、、、)
重大な決定事項では全国の知事を交え、
100人くらいで国の政治を運営しても悪くないと思うよ。
知事が忙しくなっちゃうけどね。
歴史の本をしっかり読むと、
新撰組も大河と違って理解ができた(笑)
明治維新に携わる有名な偉人の本当の姿とか、、、
文部科学省や教育委員会の作る歴史じゃぁ試験対策しか残らない。
一度解体して新しい教科書つくりをした方がイイと思うよ。

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