相模カンツリー倶楽部の1日

ゴルフの会員権自体に証券としての価値が存在するのかどうかは置いておき、
会員権業者さんの間では“関東七倶楽部”と言う呼称がある。
名門と呼ぶ人たちもいる。
東京 小金井CC
神奈川 保土ヶ谷CC 相模CC
埼玉 東京CC 霞ヶ関CC
千葉 我孫子CC 鷹の台CC
僕は小金井と東京以外には一度づつプレーさせてもらった事があります。
「させてもらった」って表現が正しいのは、
プレーフィだけ高い高級クラブとは違い、
お金があっても会員にはなれないし、
プレーするチャンスも限りなく少ないからだ。

保土ヶ谷と霞ヶ関では良い思い出が無い。
保土ヶ谷は会員さんの監視がキツく、
五輪開催コースの霞ヶ関では頼んでも無いのにキャディさんが2人付き、
高額請求の割りにゲストとしての待遇は受けれない。
ただ急がされて、「ウチは1時間45分でラウンドしてください!」と上から目線。
「二度と来るか!」と思いました。
ユニクロの柳井さんが会員になれなかった鷹の台も、
青木功さんが研修時代に過ごした我孫子も息苦しかった。

一方で昨日お邪魔した相模カンツリー倶楽部だけはゲスト待遇を感じる。
もちろんドレスコードやマナーに関しては厳格なのだが、、
プレーヤーが遵守さえしていれば、
何度でも行きたい気持ちにさせてくれます。
コース設計は赤星六郎さん。
昭和初期にしてはハイカラな井出達をされた方です。

今はベッドタウンの中央林間駅から徒歩でも行けると言う立地のよさで、
我が家からは23キロ、45分くらい。
イメージとしては池袋か新橋に行くくらいの気楽さで、
駅は元祖“金曜日の妻たち”の舞台としても有名ですが、
クラブバスが10分おきに周回していると言う利便性も特筆です。
コースは短いホールと長いホールが混在し、
グリーンの仕上がりは完璧で、
ボールの転がるスピードも半端無い!
バブル時に山を切り拓いて無理やり造成したコースとは大違いだ。

リーズナブルなコースとの違いは“従業員の数”かなぁ~
フロント、売店、ロッカー入り口、お風呂は下足番までいます。

コース整備のスタッフはプレーヤーと同じくらい居るんじゃないか?
と思えるほど枯葉を掃除したり、
皆さん精力的に仕事をしています。
ご高齢なのに笑顔が絶えないのが素晴らしいから、
お客様を不愉快にさせないんだね。
食事も派手なメニューは無くシンプル。
とろろ蕎麦、カレーライス、エビフライ、カツサンドetc…

コースのロッカーにゴルフクラブを置き、
ぶらっと電車で来場し、
プレーするのは当たり前だけど、
練習だけして帰ったり、食事をして知り合いと飲酒したり、、
それが理想の倶楽部ライフなんだろう。
プレーのほうは春一番どころじゃない強風が吹き、
突風?烈風? とにかく猛烈な強さに、
高速グリーンは牙を剥き、
気分は修行ラウンドになってしまいましたが、
是非またお邪魔させてもらいたいと思う相模カンツリーは最高な1日でした。
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