理想の動物病院

10年近くお世話になっていた“掛かりつけの病院”が廃業されました。
先生の高齢と健康状態だと言います。
助手の奥様の表情から、その日は近いと思っていたけどショックでしたよ。

見た通りアパートの1階でエコーやMRIなどの高度医療器具は無い。
診察室も3畳一間くらいしかなく、先生も奥様も立ったままの診察です。
良くワン友のお母さんたちと動物病院の情報交換をするんだけど、
極論すると、、「相性よねぇ~」と皆さんが仰います。
上手下手は僕らじゃ判断できないよね、、
高い安いの判断は一発だけど(笑)
ネットの口コミは当てにならず、
行ってみて信頼できれば掛かりつけにするんだと言う。
その中でブラックリストの病院もあるけど、
そこに信頼を寄せている飼い主さんもいます。
初めてペットを飼った時には分からないまま医者の言っていることを鵜呑みにしちゃうパターンもあると思う。
僕が信頼していた先生も、
万人が支持する病院じゃありません。
待合室や外観で判断する人も居るし、
設備を重要視する方もいると思う。
ある人に言わせれば、「お安いわよね~」が合言葉。
安いと良くないと感じる人もいるようだ。
先生は飼い主さんの財布に気を使ってボランティア精神で安くしているだけなんだけど、、、
んじゃぁ僕の判断基準を言うと、、
1、まず飼い主を安心させる。
僕は自分の専門外の事に関しては相手の100%言いなりになります。
不安を煽るような理屈や御託を長々聞かされて検査に多額の請求を受けるより、
経験値と知見で判断を早くして処置までの時間を短縮し、
選択肢が複数ある場合において判断を仰いで欲しい。
要は全てがお任せなのだ。
ペットの扱いも「安心」の要素だと思う。
上手な医師はペットをパニック状態などさせずに診察をスムーズに行う。
2、手術は自分で遂行して欲しい。
これネットで探して電話を入れてみると意外と少ないことが分かる。
たぶん失敗のリスクを背負いたくないからだろう。
殆んどが皮膚や下痢くらいなら対応できるけど、
高額な検査だけして手術は専門医を紹介ってパターンだった。
高齢のワンちゃんを抱えていると、、
歳なのか? 具合が悪いのか判断に迷うことがある。
ケンケンさんだと飼い主の不安も払拭させワンコも元気にさせてくれていた。
最近でもメス2匹を連れて新しい病院探しで通院してみると、、、
ケンケンさんの医療は完全否定され、
近代的な検査をしていただく事になった。
待合室で待っていると、、
猫ちゃんは比較的に大人しく診察を終えて出てくるけど、、
ワンちゃんの泣き叫びが半端ない。
その時点でウチのワンコの尻尾も丸まり順番が来た。
病院は今まで3つ位しか知らないけど、、
初めて発狂したようなパニックになった。
触り方や押さえつけ方の問題だろう。
先生、「噛みますか!?」
直感、「噛みませんよ!こんなの初めてです!」
先生、「口に猿轡を装着しますよ」
直感、「はい!」 (アヒルの口ばしみたいに可愛いが初装着にパニック加速)
先生、「胴輪も付けますね!」
直感、「お任せします!」
豚の丸焼きを作るように前足と後ろ足を握り逆さにして身動きひとつできない状態にされる。
見てられない惨状です。

そしてエコーで内部を診察し、
思い切り不安を煽った挙句は「紹介状を書きますね」で終了。
もう一頭は外注を含む血液検査でゴルフ3回分のお金を払い、
「検査結果は後日お知らせします。」
具合が悪くてお邪魔しているのに当日の処置は無し。
そして後日、「加齢が原因だと思います。今すぐどうこうは無いと思われます」だとさ。
高度な血液検査をして異常が無いと言われて安心するべきなんだとも思うけど、、
一緒に暮らしている「勘」もあるからね、、

そして病院探しは続く、、、、
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