WOWWOW 海外ドラマ“ザ・ラウデストノイズ”

保守派の支持層を得るFOXニュースの立ち上げから、
全米視聴率ナンバーワンを突っ走る局の敏腕のCEO
ロジャー・エイルズをラッセルクロウが好演するドラマを観た。
これを見ると、どんだけニュースが真実を伝えないエンターテーメントだと言うことが分かるね(笑)
登場人物のキャスティングがメイクアップの精度もあるとは思いますが、
実在のソックリさんオンパレードでさらに驚いた。
日本語のタイトル、「アメリカを分断した男」って言うのが、
悪意を感じる左派思考の脚本を匂わせましたがその通り。
ワンマン経営者がパワハラ、セクハラ、モラハラ、人種差別のオンパレードに、
マスコミ有る有る系なんだけど、、、
最低のヒール役を主人公にしてる。
平たく見ると、、
仕事が欲しくて接近したアンカーウーマン候補が、
さんざん良い思いをし、年老いて契約切れになった後に裁判を起こして、
数十億円の和解金を貰うのも如何なもんでしょう。

スマホで会話を簡単に録音できる時代、
計算して寄ってくる野望を持った女性の餌食にもなりそう。


ドラマの後半にはセクハラ裁判や、
親会社オーナーの息子兄弟に嫌がらせを受けて追い詰められ、
退任を強要されてコテンパンになっていくクロウの演技が半端なく巧い。
写真は腹式呼吸のレッスンなんだけど、、
「これで数十億!?」 ドラマの撮影現場なら日常茶飯事の光景で、
ダイアナの亭主(ヤンキース/ジーターの代理人)も我慢できないのか?
って言ったほど、、、
これを受け入れると高額なギャラと人気番組のキャスターに抜擢され、
受け入れなきゃ干される。
小池百合子がこんな男たちの逆襲に回ったのも生々しく身近な話でもあるね~。

ドラマはブッシュ⇒クリントン⇒オバマ⇒トランプ政権での選挙の裏話や、
FOXの立ち位置や役割、どうお金儲けに繋がって行ったかが良く分かります。
CEOはブッシュとトランプが好きで、
ドラマの製作者は大量兵器を大儀に、
実は9.11への仕返しでイラク侵攻した政府と、
支持するFOXに嫌味をテンコ盛りして、
オバマ支持の視点で展開して行きます。
9.11でテロを起こした主犯に対しては懐疑的で慈悲深い。
必ずドラマを見ていると、、
登場人物の誰かに感情輸入をしていくが、、
意外にもラッセルクロウを応援してた。(笑)

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